交通事故というと「自動車」による事故をイメージされる方も多いかと思いますが、近年、自転車による事故が増加しています。
弁護士への交通事故のご相談でも自転車事故がたくさんあります。
警察庁によると、令和5年は、7万2339件の自転車の交通事故があり、全交通事故に占める自転車の事故の割合は23.5%にもなるようです。
参考リンク:警察庁・自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~
そのようなこともあり、自転車の交通違反に取り締まりが厳しくなっています。
令和元年には2万2859件であった検挙件数が、令和5年には4万4207件まで増加しています。
参考リンク:警察庁・自転車の交通指導取締り状況
先月、道路交通法が改正され、自転車の交通違反についても「青切符」制度が導入されることになりました。
青切符を交付された場合、反則金の支払いは「任意」とされていますが、反則金を払わないと、刑事訴追される可能性があります。
これまでは、自転車の交通違反は注意されるだけで済んでいたものも多かったのではないかと思われますが、今後は、注意を受けるだけでは済まなくなりそうです。