弁護士というと,毎日,六法全書や法律書とにらめっこをして仕事をしているイメージが強いかもしれません。
確かに,法律関係の本は,大量に読まなければいけないのは確かですが,
法律以外の本を読んで調べ物をすることも,同じくらい多くあります。
たとえば,交通事故などでは,当然,骨折をともなう事案もよくあるのですが,
弁護士を初めてすぐの頃などは,まだ,人間の体の骨の名前など良く知らなかったので。
「舟状骨」「楔状骨」など,いったい,どのあたりの骨なんだ?
と分からなくて,良く人体解剖図など医学関係の書籍で見ながら勉強していました。
世の中には,その分野をよく知っている人にとっては,あたりまえの知識だけれども,
その分野の外側の人間からみると,全く知られていない知識というのは数多くあるもので,
弁護士の仕事は,日々,勉強の連続です。
そこが,この仕事の面白みでもあると思います。