古代の利息

以前、ブログで「出挙」という古代の利子付貸借に関する事を書きました。

 

あれから、昔の利子付貸借契約の利率はどれぐらいだったのかが気になってしまいました。

 

一つの目安として、現代の利息制限法では、金銭消費貸借契約について貸付金額に応じて年利15%~20%制度の利息が認められています。

 

これに対して、古代の律令制度で、たとえば国が農民に稲の種子を貸し付けた場合の利率は年利50%程度だったようです。

 

また、貸主が国等の公的機関以外の場合には、利率は年利100%まで認められていたようです。

 

なんと高利なと驚きましたが、考えてみれば、稲の貸し借りなのですから、播いた種と収穫量の割合を考えると、お金よりも稲の方が増え方は大きいでしょうから、そんなに荒唐無稽な利率の設定でもなかったようです。