先日,弁護士の業務分野である交通事故に「赤い本」というものがあることをご紹介したかと思いますが。
赤い本とは,簡単に言ってしまうと,
交通事故において慰謝料や,治療費などの損害をどのように計算するの裁判所の考え方に沿っているのかについてまとめた本です。
もっとも,このような損害賠償額の計算基準等についてまとめた書籍は「赤い本」だけではありません。
財団法人日弁連交通事故孫団センターが出している「交通事故損害額算定基準」という書籍は「青い本」と呼ばれています。
名古屋の地域では,このほかにも「黄色い本」と呼ばれる類似の書籍もでています。
なぜ,赤・青・黄色といった色の名前が書籍の題名として使われているかというと,外装がそれぞれ赤青黄色の色になっているからです。
本棚に並べてみると,ちょうど信号機の色と同じになります。
ひょっとすると,これも発刊者の側のちょっとした遊び心なのかもしれません。
実際に,利用する弁護士の立場とすると,ぱっと見て目立つ色ですので,本棚の中から見つけだしやすく重宝しています。