AIに弁護士の仕事は奪われたりするのだろうかという問題について

最近テレビなどで、「AI」、「人工知能」の発展がしばしば取りざたされており、一説によると現在存在している多くのサラリーマンの仕事は、AIによって奪われてなくなってしまうということです。

弁護士の仕事も、例外ではなく、契約書チェックや判例検索などはいまでも人工知能が行うことができるようなっているそうです。

また、直近ではChatGptが非常に話題になっていて、かなり高度な文章を起案してくれるようです。

さすがに、裁判の主張書面を弁護士の代わりに書くようなAIは今はないだろうと思いますが、このまま技術が発展していけば、弁護士が書いた主張書面が、AIの書いた主張書面によって、裁判で負けてしまうような時代も来るのかもしれません。

技術の発展は時代の流れですので、止めようのない話ですが、末恐ろしい思いもします。

ただ、時代をさかのぼれば、パソコンもワープロもない時代には手書きで裁判の書類を書いていたわけですし、民事訴訟法も改正を重ねて、電話会議やテレビ電話を利用した裁判手続きなどもどんどん普及してきています。

便利になる反面、期日の直前に突然、パソコンがフリーズして焦って裁判所に電話するなど、裁判所に実際に出頭していたときには思いもよらないトラブルで冷や汗をかくこともあります。

新しい技術は、学ぶのも大変ですが、厭うことなく興味を持って学んでいかなければならないなと思います。