一番になれなかったもの

昨今,弁護士の業界も競争が激しくなり,

マーケティングなどのセオリーを踏まえた事務所経営の必要性が増しています。

弁護士法人心でも,社内でマーケティングの理論について話を聞く機会がふえてまいりました。

 

そのマーケティングに関する話のなかで,私が,最近なるほどなと思ったのが,「一番と二番の差は,二番と百番よりも広い」という話です。

たとえば日本で一番高い山といわれれば,「富士山」と誰もが答えられますが,二番目に高い山を知っている人は,ごく少数です。

このように,何かの分野において一番であることは,二番との間に圧倒的な知名度の差をつけることができることとなります。

 

このような,マーケティングの話を聴いていると,

「なるほどなあ」と関心する一方で,

私のような,偏屈な性格の人間は「いろんなランキングの二番は,どうなっているのだろうか?」ということに,好奇心が向いてしまいます。

そこで,今日は,私が調べた,いろんなものの二番を紹介してみたいと思います。

 

まず,日本で二番目に高い山は,山梨県にある北岳という山だそうです。

ちなみに,世界で二番目に高い山は,パキスタン・インド・中国にまたがるK2という山だそうです。

 

動物界最速の生き物は,チーターが良く紹介されます。

チーターは,動物ながら最高速度100kmを超える速度で走ることができるそうです。

では,二番目に足の速い動物はというと,プロングホーンという鹿に似た動物です。

チーターとプロングホーンは,現在では,住んでいる地域が異なりますので,自然界で最速対決をみることはできないようです。

 

世界一のお金持ちというと,マイクロソフト社のビルゲイツ氏が有名ですが,世界で二番目のお金持ちというのは,あまり話題になりません。

調べてみると,スペインのアマンシオ・オルテガ氏だそうです。この方は,ZARAの創業者だそうです。

 

ちなみに,いろいろ調べているうちに,自分の誤解に気付くことができたこともありました。

 

たとえば,世界で一番古い法典は,てっきりバビロニアのハンムラビ法典だとばかり思い込んでいたのですが,

実際には,ハンムラビ法典に先行して,ウル・ナンム法典という法典が存在していたそうです。

また,世界で一番長い首都名は,スリランカのスリジャヤワルダナプラコッテだとばかり思い込んでいました。

小学校の頃,よくこの地名を早口言葉のように唱えて遊んでいた記憶があります。

当時は,世界で一番長い首都名と教えられていたのですが,調べてみると,実は正式名称ではタイのバンコクの首都名が,世界で一番長い首都名になるそうです。

バンコクの正式名称は,このブログに書き写すのも諦めたくなるほどの長さでしたので,

興味のある方は,一度,「バンコク 正式名称」で検索してみてください。

名字

弁護士の仕事をしていると,相談者,依頼者,事件の相手方など,本当にたくさんの方々の名前を目にします。

時には,読み方に悩むような珍しい名字の方に出会うこともあります。

 

最近では,インターネット上で,名字が全国で何番目くらい多くある名字なのかを検索できるサイトがございます。

検索すると,特にどの都道府県にその名字が多いかが分かることもありますので,私も,時々,利用したりしています。

 

ちなみに,私の名字である「有田」は全国で3万2700人ほど,全国順位で 615位の名字だそうです。

「有田」の反対で「無田」という名字はあるのだろうかと思い,これも検索してみたところ,

全国で230人ほど,全国順位で 19874位で「無田」という名字の方もいらっしゃるそうです。