4月も半ばを迎えようというこの時期というのは,弁護士などの法律家を目指す学生にとっては,
少し特別な時期です。
司法試験は,毎年5月に行われています。
令和2年の司法試験も,5月13日から5月17日まで,間に1日の休日を挟む5日間の日程で予定されていました。
昨日,新型コロナウィルスのために,緊急事態宣言がだされ,その前には東京オリンピックも延期されていたので,
今年の司法試験はどうなるのかと思っていたところ,
今日の夕方のニュースで,法務省が今年度の司法試験の延期を発表したということを知りました。
オリンピックの延期の際に,「選手は4年に一度のこの機会に人生をかけているのだ。」というようなコメントを,
テレビ番組の出演者の方がおっしゃっているのを拝見しましたが,
司法試験も受験生にとっては,司法試験は1年に1度の人生をかけた勝負の場になります。
試験まで残り約1か月のこの時期は,例年であれば,受験生にとっては,最後の追い込みと調整の時期になります。
感染拡大の状況を考えると,必要かつやむを得ない措置だとは思いますが,
今年の司法試験受験予定者の気持ちを考えると,同情の気持ちを覚えます。