私は普段ドラマはあまり見ないのですが(どうしても見れない回があったときに,話の内容が分からなくなってしまうから),たまたまやっていたドラマで司法修習生が主人公のドラマがやっていました。
弁護士や検事が主人公のドラマはよくありますが,司法修習生が主人公のドラマがあるとは!と思い,つい見てしまいました。
ちなみに,司法修習生とは,司法試験に合格した後,約1年間にわたって裁判所,弁護士事務所,検察庁を回り,実務に必要な経験を積むために学んでいる人をいいます。
その中でも懐かしさを感じたのが,検事正の決済です。割り振られた事件について起訴するのか不起訴とするのかの方針を決め,検事正の決済をもらわなければならないのですが,多くのダメ出しを受け,なかなかハンコを押してもらえない緊張感はドラマの中でも再現されていました。ただ,どのダメ出しも被疑者や被害者のことを真剣に考えた上でのもので,自分の考えの甘さを痛感した記憶があります。とても緊張しましたが,今思い出せば非常に良い経験だったと思います。