タスク詐欺の被害が急増中

連日暑い日が続いています。名古屋では、25日連続で猛暑日が続いたようで、記録的な暑さとなっています。

さて、最近相談に乗っている中で、とある詐欺被害に遭ったため破産したいという相談が増えてきました。その詐欺というのが、「タスク詐欺」と呼ばれるものです。

タスク詐欺とは、SNS等を通じて「副業に興味がないか?」と誘い、まずは、InstagramやX(旧Twitter)の指定した投稿に「いいね」を押す、特定のアカウントをフォローするなどの簡単な作業をさせ、数百円程度の報酬を払って信用させ、その後、高額の報酬をちらつかせて、特定の口座にお金を入金させる、指定した仮想通貨を購入させるなどの方法でお金をだまし取る方法のことをいいます。さらに、お金を払わせた後、「そのお金を引き出すためには、さらに〇〇万円の入金が必要」などと言われ、高額なお金をだまし取られてしまう方もいらっしゃいます。

詐欺被害による借金について自己破産の申し立てをした場合、詐欺加害者に対する損害賠償請求を行うために、裁判所が破産管財人を選任する場合があります。その場合、弁護士費用とは別に破産管財人の費用がかかりますので、負担も重くなってしまいます。

詐欺の手段は年々巧妙化しておりますが、お金を稼ぐためにこちらがお金を一旦払う必要がある場合や、こちらの労力に見合わない報酬が設定されているなどのうまい話は、簡単に信用してはいけません。