株式会社武蔵野主催の実践幹部塾第3講を受講しました。今回の研修では,マーケティング論とランチェスター戦略について学びました。
突然ですが,日本で一番高い山は何でしょうか。ほとんどの方が富士山と答えられるでしょう。では,日本で2番目に高い山はどこですか。意外と知らない方が多いのではないでしょうか(私も聞くまで知りませんでした)。答えは北岳というところです。日本で2番目に高い山なのに意外と知られていないのですね。これと同様に,マーケティング論では,常にNo1を目指さなければならないという考え方が大切です。そしてNo1になるために,既存のお客様にどのようなサービスを提供できるのか,新規のお客様を獲得するための自社の強みは何か,それを伸ばすにはどうしたらよいか,といったことを改めて考えました。
ランチェスター戦略の研修では,市場における強者と弱者とではとるべき戦略が異なることを学びました。弱者の場合,差別化戦略が基本となり,商品やサービスにおいて他社との差別化を図るとともに,地域を限定したりお客様一人ひとりに寄り添うことで徐々に力をつけていくことが大切です。強者の場合,ミート戦略が基本となり,地域を限定せずに広範囲で広告などを利用して大量にお客様を獲得することができます。
今回の研修で,法人として,またグループ全体としてNo1を目指すために自分が何をやらなければならないのか,その根本にある考え方とは何かを再確認することができました。経営者の方だけでなく我々弁護士にとっても大切な考え方を学ぶことができたと思います。