はじめに断っておくと,私は,論文試験で各科目50点取れない人が,50点を取る方法を教えることはできます。
ですが,60点や70点を取る方法を教えることはできません。
ただ,司法試験は全ての科目で50点を揃えれば余裕で合格しますので,論文試験で30~40点を取っている人の力にはなれると思います。
つまり,一度,不合格になった人のお役には立てるかと思います。
私は論文試験は非常に苦手でしたが,指導のもと,一つ一つ修正していった結果,合格しました。
では,本題を。
まず,司法試験の不合格者は,過去問以外の問題集は解かない,ということが大事です。
過去問だけを,徹底的に解き,分析し,時間を計って答案を書く。
私は,司法試験の過去問をもうどれだけ解いたかわかりませんが,どれだけ少なくても20~30回は答案を書いています。
私を含めた不合格者の多くは,次から次に新しい問題集に手を出したり,「○○大学の○○先生が作った問題集が・・・」ということにこだわっている人がとても多いです。
が,はっきり言って意味ないです。
どんな問題集よりも,司法試験の合格に一番近い問題集は,過去問に決まっています。
それから,毎年発表されている出題趣旨と採点実感を徹底的に読み込む(私は50回以上は読みました)。
そして,なにより大事なことは,過去問・出題趣旨・採点実感の読み方や分析方法を,合格者に教えてもらう,ということです。
その合格者も,なんとなく成績が常に良くて合格した人ではなく,しっかりと過去問,出題趣旨,採点実感を分析尽くした合格者に教えてもらうことが一番です。
私が合格したのは,最近テレビでも活躍されている三輪記子先生に,上記の方法を徹底的にたたき込んでもらったおかげです。
次回からは,私が実際に行った方法や,司法試験の受験生にあるある勘違いを書いていこうと思います。