あまり知られていないことかもしれませんが、裁判所にも夏休みというものがあり、8月中は夏期休廷期間が設けられています。
その間は、弁護士も法廷が開かれないため、裁判手続を行うことはできません。
すべての裁判手続を行うことができないというわけではなく、仮差押えなどの緊急性の高い案件は動いています。
また、刑事に関しては、特に関係なく休みにはなっていません。
もちろん、すべての裁判官が休みというわけではなく、部や係の単位で順番に休みをとるそうです。
とはいえ、休み中に旅行等へ行く裁判官もいるでしょうが、たまった判決を起案し、休み明けに処理ができるよう奮闘されている方も結構な数いらっしゃるようです。
これは、夏休みだけでなく、たまった休みをとることができる年末年始も同様のようです。
違う話にはなりますが、夏休みの期間には、小中学校の宿題の提出の一環として、裁判所で傍聴をする学生もいるようです。
また、最近では最高裁や、地方の裁判所でも、夏休みに裁判所見学会などのコースも用意して、そのような見学ツアーも行っているようです。
私自身が子どものころに参加したことはありませんが、確かに裁判所で妙に小さい子(小中学生くらい)がいるなと思ったことはあります。