今月末,遊園地の「としまえん」が閉園します。
私は家からとしまえんが近く,年間パスポートまで持っていたほどなので,閉園してしまうのがとても残念でなりません。
弁護士といえど,遊園地は大好きなんです。
チャレンジトレイン(西武線の電車を模した小さな乗り物を操作してレール上を走るアトラクションです。子ども向けに見えますが,適切な位置で警笛を鳴らしたり停止したりする必要があるほか,乗る車両によってマスコンがワンハンドルのものとツーハンドルのものがあるなど,大人でも夢中になってしまうアトラクションなのです!)などごく一部のアトラクションは,西武園ゆうえんちなど別の遊園地に移設され,機械遺産にもなっているカルーセルエルドラド(メリーゴーランド)は一旦解体されて倉庫で保管する予定のようです。
としまえん閉園の要因は,新型コロナウイルスによる経営不振などではなく(バブル期ほどではありませんが,近年のとしまえんの経営はむしろ絶好調だったようです。),東京都がこの場所に都市計画公園を整備するためです。
都市計画公園とは,都市計画法に基づいて計画された公園をいい,都市計画決定権者である都道府県知事又は市町村長が都市計画決定した公園や緑地などを指します(都市計画法11条1項2号)。
東京都では,2006年に特別区(23区のこと)・市・町が共同で「都市計画公園・緑地の整備方針」を策定し,さらに2020年にこれを改定して,東京都内で164もの公園・緑地に約530ヘクタールの優先整備区域を設定するなどしています。
としまえんの閉園は本当に残念ですが,新たにできる公園が地域の防災等に役立ってほしいと思います。