コミュニケーション

最近,より良いコミュニケーションの取り方についての書籍が多数出版されています。
弁護士という仕事は,相談者や依頼者とのコミュニケーションが欠かせない職業ですので,私も時々チェックして日々の業務に生かそうと努力しています。

ところで,最近コミュニケーションMAGICなるものを知りました。
これを行っている日本コミュニケーション協会のホームページによれば,マジックが持つ「感動」や「驚き」「笑い」をコミュニケーションに活かそうというものだそうです。

なかなか楽しそうなので興味深いです。

この方はMr.ココロさんという,魔法界の弁護士さんだそうです。

あれ,どこかでお会いしたことがあるような…

ペット

私は犬が大好きなので,街中で散歩中の犬を見かけるとうれしくなってしまうのですが,今住んでいる家はペット禁止なので,飼うことができません。
仕方ないので,この間スーパーで買ってきた豆苗を代わりに育てています。
ぐんぐん育ちますし,食べてもおいしいので大変おすすめです。

このように私は植物(野菜)をペットとして可愛がっているわけですが,法律上は,あらゆる動植物がペットと定義されているわけではありません。
動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)によれば,「愛護動物」は以下のように定義されています。

動物の愛護及び管理に関する法律
第四十四条
4  ・・・「愛護動物」とは、次の各号に掲げる動物をいう。
一  牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
二  前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの

上記の定義からすれば,例えばオタマジャクシ(両生類)をすくってきて育てていても,それは愛護動物にはあたらないということになりますし,浦島太郎の序盤でいじめられていた亀は,「人が占有している…爬虫類」とは言えないので,これも「愛護動物」にはあたらないということになります。
とはいえ,あらゆる動植物は,命あるものとして大事にしなければならないことに変わりはないので注意しましょう。

建国記念日

今日,2月11日は建国記念日ですね。
今年は土曜と重なってしまったので,振替休日とはならず,あまりありがたみが無くなってしまったと言われますが,そもそも振替休日とはどのような制度なのでしょうか。
祝日については,国民の祝日に関する法律というものが定められており,その第三条に振替休日についての定めがあります。

国民の祝日に関する法律
第三条
1 「国民の祝日」は、休日とする。
2  「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
3  その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。

第三条の第二項は,国民の祝日と日曜日が重なった場合は,振替休日が発生すると定めていますが,土曜日と重なったときはそう定めていないので,今年の建国記念日については振替休日が発生しなかったというわけです。
また,国民の祝日同士が重なってしまった場合にも,振替休日は発生しないことになります。
例えば,秋分の日は年によって日が移動するので,敬老の日と重なる可能性がありますが,もし重なってしまっても,祝日は一日だけということです。
そして,この両日が重なるのは,最も近くて2876年9月21日だそうです。

859年後が楽しみです。

性癖

みなさんは,「性癖」と聞いて,どのようなことを思い浮かべるでしょうか。
弁護士なのにそんな話題をブログで出してもよいのかと顔をしかめた方は,この言葉の意味を勘違いしているかも知れません。
大辞林第3版によれば,性癖とは「性質の片寄り。くせ。」という意味とされており,性的嗜好を指すものではないそうです。
そして,この言葉は,軽犯罪法1条12号にも用いられています。

軽犯罪法
第一条  左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
十二  人畜に害を加える性癖のあることの明らかな犬その他の鳥獣類を正当な理由がなくて解放し、又はその監守を怠ってこれを逃がした者

これは,例えば噛み癖のある大型犬などを公園で放す行為などを指します。
人間やほかの動物をいじめて喜ぶといった特殊な性的嗜好をもつ鳥獣類についての条文ではないので,勘違いしないようにしたいですね。