今年は,梅雨入りしても東京ではあまり雨が降っていない印象があります。
雨は正直なところ好きではありませんが,農作物に影響が出たり,水不足になったりするのは心配ですので,もう少し降ってくれると安心なのですが。
話は変わりますが,私は現在主に交通事故の事案を担当しているにもかかわらず,普段全く運転はしないペーパードライバーです。
自動車学校での卒業検定では,指導員の先生曰く100点だったとのことですが,今ではどちらの足でブレーキを踏めばよいのかさえ忘れかけているほどです。
そんな私からすれば,早く自動車の自動運転が一般的になってくれればいいのにと願っていますが,もし自動運転で事故を起こしてしまったときは,その責任は誰が取るのでしょうか。
平成30年3月30日,政府が国の成長戦略について話し合う未来投資会議において,「自動運転にかかわる制度整備大綱」が示されました。
そこでは,自動運転中の事故の賠償責任は,自賠責保険上では原則として車両の所有者にあるとし,自動運転中でない一般の自動車と同じ扱いにすることが確認されました。
そして,事故原因の解明のため,運転記録装置の設置を義務づけ,位置情報やハンドル操作,自動運転システムの稼働状況などを記録させることが検討されているとのことです。
やはり,自動運転が普及したとしても,最終的には運転者が安全を確認して走行しなければならないことには変わりがないのかもしれませんね。