親知らず

先日,歯医者に行って,右上の奥歯の親知らずを抜歯してもらいました。

数日前から,親知らずの歯が下の歯茎を傷つけていたので食事のたびに少し痛みが気になっていたからです。

 

親知らずの歯は,割とあっさりと抜いてもらえたのでよかったです。

私が親知らずを抜いた経験は,約8~10年ほど前に1度あったので特に嫌だなとかそういう気持ちはありませんでした。

 

これで,気持ちよく通常通り仕事ができるようになりひと安心です。

でも,最初は,歯をちょっと見てもらって、口内炎の薬とか抗生物質の処方を受けて終わりかなと軽く考えていたのですが,まさか親知らずを抜くという大掛かりなことになるとは思いませんでしたが,結果オーライです。

 

思わぬ結果を招いたといえば,本業の弁護士業務の方でも,予想外にいい結果に終わることが最近多いので助かっています。

例えば,交通事故の相手方保険会社との交渉で,

当初は,過失を強く争われていたため(当方0%主張に対し,相手方は35%主張),これはもう訴訟をやるしかないだろうなと思っている案件がありました。

しばらく様子をみてから改めて訴訟の前に相手方と交渉してみたところ,過失についてはかなり折れてくれて,むしろ訴訟よりもいい損害賠償額を提示してくれたという案件がありました。

示談交渉が難航している案件では,示談でうまくまとまりそうになかったら,すぐに訴訟を提起するという場合もありますが,そうではなく,少し時間をおいてから再度交渉してみることで,相手方も考え方を改めてくれて,こちらの要求に近い金額で回答をくれる場合があります。

必ず成功するわけではないのですが,私はこの方法で解決することもちょくちょくありまして成功率は高いです。

 

ほかには,高齢者男性(無職)の方の休業損害や逸失利益の認定のされ方によっては,損害賠償額が,(自賠責保険金以外には)0円~1000万円以上になる事件がありました。

ある程度こちらが証拠をそろえれば,裁判所にいくらか多めの金額での和解案の提案がもらえるかもしれない。

でも,確率的にはこちらの主張が通る可能性はかなり低いというものがあったのですが,これも少し時間をおくことで相手方保険会社の考え方を変えることができ,示談でいい金額を出してもらえることとなりました。

 

思わぬ結果を招くという表現は,あまりいいとらえ方ではないような気もしますが,それがいい「結果」に終わるのであれば,今後も続いてほしいなと思います。