証人尋問

裁判には、大きく分けると、刑事裁判と民事裁判の2種類があります。

よくドラマなどでやっている裁判シーンでは、尋問のシーンが多いように思います。

実際の裁判では、刑事では被告人質問は必ずやりますが、民事裁判では証人尋問や当事者尋問を必ずやるとは限りません。

ドラマみたいな大逆転的な尋問はほとんどないです。
弁護士がみんな尋問がうまいとも限りません。

しかし、尋問は大事な証拠調べ手続きであって絶好の立証の場なので、当然ながら私は入念な準備を重ねます。

尋問をやる度にとても勉強になります。

弁護士の中でも、尋問は特に緊張するという先生が多いですが、私はほとんど緊張しません。

これからも、どんどん証人尋問の経験を積んで依頼者様のためになれたら幸いです。

二回試験とは。

名古屋の冬は寒いのですが、今年はそれほど寒さを感じないので不思議な気分です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

弁護士、検察官、裁判官になるためには司法試験に受かるだけでは足らず、司法試験合格後、1年間、実務修習を積んで、最後に修了試験(二回試験)なるものに合格しなければなりません。

 

司法試験も過酷な試験ですが、もっと過酷な試験なのが二回試験です。

二回試験は合計5日間あります。

科目は、民事裁判、刑事裁判、検察、民事弁護、刑事弁護の5科目。

1科目7〜8時間だったと思います。

これほど過酷な試験は他にあるのでしょうか。

でも、一番大変なのは、通常業務のかたわら、修習生(1クラス70名くらい)の答案(1通数十ページ)をわずか10日間くらいで採点しなければ教官たちなのかもしれません。