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高次脳機能障害と入院期間についてのQ&A

  • 文責:弁護士 上田佳孝
  • 最終更新日:2023年12月25日

高次脳機能障害はどれくらいの入院期間となることが多いですか?

高次脳機能障害は、症状固定まで長期の治療が必要となることが多いため、ケースによりますが、入院も長期になることが多いです。

意識障害が続いている間や症状の急性期はもちろん、回復期に入ってからも、リハビリで入院することが多いです。

厚生労働省の基準によれば、回復期のリハビリテーション病棟への入院期間は、高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害は最大180日とされており、他の症状でのリハビリ入院に比べ、最も多く設定されています。

退院したらすぐに症状固定となるのですか?

高次脳機能障害は、退院したらすぐ症状固定となるわけではありません。

通院でのリハビリを続け、身体の機能回復に努め、可能であれば学校や職場へも復帰し、社会にうまく適合できるように訓練しなければなりません。

高次脳機能障害の場合、身体機能障害や認知機能障害だけではなく、常識的な行動や周囲との調和をとれた行動等がとれなくなるという社会行動障害も生じることが多いため、その回復可能性も含めて考えなければなりません。

そのような社会行動障害の面からもみて、症状固定時期が判断されます。

具体的な症状固定までの期間はどれくらいですか?

ケースによりますが、高次脳機能障害での症状固定までの期間は長くなることが多いです。

もっとも、高次脳機能障害に対するリハビリによる改善効果は、1年ないし2年程度はあるといわれており、1~2年を目安にすることができますが、中には3年以上の長期にわたり治療をして、ようやく症状固定に至ったケースもございます。

ケースごとに医師の判断により、症状固定となります。

名古屋で交通事故に遭い、高次脳機能障害となり、弁護士をお探しの場合、一度弁護士法人心にご相談ください。

弁護士法人心はこれまでに多くの高次脳機能障害の取り扱い実績があり、より高い後遺障害等級の獲得事例、賠償金の増額事例等が多数ございます。

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