債務整理その他に関するお役立ち情報一覧
債務整理の弁護士費用の相場
1 債務整理を専門家に頼むべきか
債務整理を自分で行おうとする場合,当然のことながら,金融機関等とのやり取りのすべてを自分で行うことになり,手間がかかることに加え,精神的な負担も生じることになります。
弁護士等の専門家に依頼をすれば,そのような手間を省くことができますし,適切な処理を期待することができます。
ただし,債務整理を弁護士等の専門家に依頼した場合,費用がかかります。
では,その費用の仕組みや相場はどの程度なのでしょうか。
2 債務整理の方法
一口に債務整理といってもその方法は,いくつかあります。
主な方法としては,①任意整理,②個人再生,③自己破産,といった方法があります。
3 共通にかかる費用
①任意整理,②個人再生,③自己破産,いずれの方法を取ったとしても要するのが実費と言われる費用です。
例えば,郵送料や謄写料などといった費用になります。
また,②個人再生,③自己破産においては,裁判所に納める収入印紙や予納金といった費用が掛かります。
4 ①任意整理における弁護士費用
任意整理の方法を取った場合,基本的に,着手金および解決報酬金が費用として掛かります。
着手金は基本的には介入する際にかかる費用ですので,途中で委任契約を解除しても返金されないものです。
任意整理における弁護士費用は,解決報酬金が1社につき2万円,過払金報酬は回収額の20%(訴訟提起の場合は25%)と上限の規制がありますが,一律に決められているわけではありません。
おおよその相場としては,着手金が0~4万(1社あたり),解決報酬金が0~2万円(1社あたり),減額報酬が10%程度,過払金報酬が20%程度かと思います。
ただ,法律事務所ごとによって,金額は異なります。
例えば,着手金が0円と設定されているところもあれば,減額報酬を0円としているところもあります。
5 ②個人再生における弁護士費用
個人再生の場合においても,一律に弁護士費は定められていません。
おおよその相場としては,40~60万円程度のところが多いように思われます。
6 ③自己破産における弁護士費用
自己破産の場合においても,一律に弁護士費用は定められていません。
おおよその相場としては,個人の破産の場合30~60万円程度のところが多いようですが,法人の場合は,法人の規模によりかなり差が出ます。
7 費用の支払い方法
弁護士費用の支払い方法も法律事務所ごとによって異なります。
債務整理の案件の場合には,分割の支払に応じる法律事務所も多いと思います。
8 無料相談の活用
債務整理の相談については,無料相談を実施している事務所もあります。
要する弁護士費用や支払い方法については,無料相談の際に問い合わせるなどしてはいかがでしょうか。
弁護士法人心でも債務整理については無料相談を実施しております。
名古屋で債務整理をお考えの際は,お気軽にご相談ください。